東京五輪ありきの強行施策に「辞退して」池江璃花子らアスリートに向く“矛先”
東京五輪の中止を求める声は“現場”に向けられようとしている。実際に競技に参加するアスリートだ。
急性リンパ性白血病から劇的な復帰を果たし、見事に競泳メドレーリレー代表内定を勝ち取った池江璃花子選手。
組織員会や大会スポンサー、大手広告代理店ら携わる関係者から“東京五輪の象徴”としての期待を一身に受ける彼女だが、
そのツイッターには応援する声のほかに、
《池江璃花子さん、オリンピック出場を辞退していただけませんか?
人の命より大事な夢などありません。このまま選手として参加したら、
コロナで多くの人を死なせた東京オリンピックにあなたも加担したことになります》
《池江選手ほどの実力があり、影響力のある選手だからこそ、
「今の状況のオリンピックには出ない」という決断をして欲しいと思います。
そんな池江選手に、他の選手達も続くでしょう》
《子どもの運動会が無くなった、修学旅行も無くなった、
部活動もできないと聞いてもオリンピックは必要だと思いますか?》
池江選手に「辞退」を求め、中止に向けて声を上げるように訴えるリプライがつけられているのだ。
いずれも緊急事態宣言発令後の4月下旬から5月上旬にかけて投稿されたもので、ほかにも同じく競泳の瀬戸大也選手や、
陸上競技の新谷仁美選手ら特にメディア露出の多い有名アスリートに同様の声が投げかけられている。